こうさんの登録情報
平均点:6.29点 採点数:649件

TOPプロフィール高評価と近い人書評を見る

採点傾向好きな作家

1 2 3 ... 22
No.649 8点 東西ミステリーベスト100(死ぬまで使えるブックガイド)- 事典・ガイド 2012/11/25 23:04
 企画自体はよくぞやってくれた、という思いが強いですがランキングの結果は上位が思った以上に保守的で更に本格色が強くなったなあという印象が強いです。回答者が中高年主体な気がしますし必ずしも一般読者層を反映していない気がします。
国内は正直1位の〇〇〇は予想外でしたし奇書3冊は個人的には高評価すぎる気がします。現在の一般読者層の評価かは疑問ですね。冒険小説や80年代の新本格前夜の作家はほぼ一掃されていましたね。連城、泡坂両氏はSRの会の票が流れたのか残ってますが。(「夜よ鼠たちのために」が入っていたのは少し嬉しいです入手困難なはずなのに。)個人的には山田風太郎の躍進(特に「太陽黒点」のランクイン)は嬉しい限りですが陳瞬臣の「炎に絵を」や戸川昌子の作品なんかもランキングに残ってほしかったです。あと新本格でも法月倫太郎が入ってないのが少々意外、作品で票が割れるにしても33Pあればランクインするのにちょっと気の毒ですね。「一の悲劇」「頼子のために」は入ってもいい気がするんですが、そういえばニコラスブレイクの「野獣死すべし」やパトリッククエンティンの「二人の妻をもつ男」も入っていませんし相乗効果はなかったんでしょうね。あと東野作品だと「白夜行」と「容疑者X」に集中するんだなあというのは予想通りとはいえ「悪意」なんかは入ってもいいと個人的には思うんですが人気ないのかなあと少々残念。
 海外は更に保守的な結果でしたね。「そして誰も~」は納得、若島正氏の「乱視読者の視点」に触れられているのは嬉しい限りでした。(初めから改訳版を読むと意味がわからないでしょうが)古典+年末のこのミスで1位になるような作品がいくつか、冒険、スパイ小説はこちらもほぼ一掃という結果で講評でも書かれていましたがそもそも海外の小説は読まれていないんじゃないか、というのもあながち間違っていない気がするほどあまり新鮮味がないですね。しかも海外は今回ランキングから落ちた作品は今後ますます読まれなくなるんじゃないか、あるいは既に読まれていないんじゃないかと思えるのは少し悲しいですね。もう既に、ブライアンフリーマントルや(「初秋」は辛うじてランクインしているものの)ロバートBパーカーみたいな当時の売れ線は誰それ状態なんでしょうね、あとフォーサイスも「ジャッカル」のみ、ロバートラドラムやジョンルカレは消失しちゃいましたね。ラドラムの「暗殺者」はベスト100に残ってもいい気がしますが時代の流れなんですかね。更にピーターラヴゼィは時代の狭間か前回も今回もランクインしなかったのが少々意外、ランキング受けしそうな感じですしこのラインナップなら「偽のデュー警部」が入ってもいい気はしました。あとクランシーの「レッドオクトーバー」とグリシャムの「法律事務所」、パトリシアコーンウェルの「検屍官」なんかはランキング受けしそうな印象でしたが入りませんでしたね、意外でした。あと現代での評価はともかく記念碑的にカサックの「殺人交叉点」がランキング入りしているのを期待したんですが復刊の時期が遅かったからか見向きもされてないのが残念、前回も今回もランキング入りしませんでしたね。海外は叙述だからといってランキング入りはしませんね。
 個人的には辛うじてリチャードニーリィの「心引き裂かれて」とデズモンドバクリィの「高い砦」のランクインとバークリーの躍進は少し嬉しかったです。1発屋の「シャドー81」はしぶとかったけど今回「A-10奪還チーム出動せよ」と「摩天楼の身代金」はいかにもベスト100受けしそうと当時は思いましたが漏れてしまいましたね。「シャドー81」はとにかくしぶといけど(面白くないわけではもちろんないのですが)今本当に読まれているんですかね。あとアイラレヴィンはベスト100なら「死の接吻」なんでしょうけどまだこんなに評価高いのか、というのが驚きでした。同様にジョンスラデックの「見えないグリーン」やデアンドリアの「ホッグ」もまだまだ予想外に高評価でしたね。逆にウエストレイクは前回入らなかったのに「ホットロック」で入ったのは意外でした。
 86年と現在の間で10年毎くらいでやってくれればもっと面白かったのにそんなに売れないのか26年も空いてしまいましたが90年代の早川のミステリハンドブックのランキングも併せると上位陣は評価が固定したのか本当に保守的だなあという印象で予想外の作品が少なくあまり面白みはないですね。
 凄く参考になるかというと個人的にはそうでもないですがなにはともあれ再度出してくれたのは嬉しいです。
 前回未収録の86年版の座談会と北村ー折原対談が収録されているのも非常に嬉しいです。賛同できるかはともかく86年版の瀬戸川さんのベスト10は瀬戸川さんの「夜明けの睡魔」の愛読者だった身としては感慨深いですね、というより瀬戸川さんが御健在なら絶対座談会か北村ー折原対談のどちらかのメンバーにいたんだろうなあと思うと少々さびしいですね。

No.648 7点 陽気なギャングの日常と襲撃- 伊坂幸太郎 2012/11/19 00:24
 前作以上に楽しめました。エンターテインメント小説としてもそうですが今回の構成は前回以上に凝ってますね。4人の中では響野が一番好きですね。奥さんの祥子もいい味出していてボーナス短編もお気に入りです。

No.647 7点 陽気なギャングが地球を回す- 伊坂幸太郎 2012/11/19 00:19
 伊坂幸太郎を今更ながら今年読み始めたのですがこういう痛快エンターテインメント小説はいいですね。キャラクターの絡みも好き嫌いはあるでしょうが私は好きです。

No.646 5点 不祥事- 池井戸潤 2012/11/19 00:12
 池井戸作品は読み進めると銀行ってこんなに腐っているのか、と思ってしまう筆致ですね。女主人公は狂咲って呼ばれている様ですが読んでいて至ってノーマルなキャラクターに感じました。内容は面白い銀行小説でしたがキャラクターがそんなに狂ってなかったのが少々物足りなかったです。

No.645 7点 下町ロケット- 池井戸潤 2012/11/19 00:05
 中年社長が主人公で勧善懲悪、正義が勝つ作品として「空飛ぶタイヤ」同様楽しめる作品でした。この作品の方が主人公の言葉遣いはマイルドで相手も「空飛ぶタイヤ」よりは小物感はします。
裁判メインかと思いきや前半と後半でストーリーが展開している所は面白いですがちょっと「空飛ぶタイヤ」ほどアクが強くないのが少々不満でした。また家族との交流場面がもう少し合ってほしいなあと思いました。
 ワンパターンでもこういう作品を書き続けてほしいですね。

No.644 4点 鉄の骨- 池井戸潤 2012/11/18 23:57
 池井戸作品を全作品読んだわけではないですが、この方の作品は中年社長が頑張る作品の方が共感しやすく成功作なんだと思います。読者の自分が年取ったからかもしれませんが。
 この作品の主人公は青臭く、まだこの作品の舞台に上がるには早い印象が強かったです。非現実的ながら面白い作品だとは思うのですが主人公への共感がいま一つでした。

No.643 4点 高原のフーダニット- 有栖川有栖 2012/11/11 23:10
 何を書こうと作者の自由なんでしょうが本格作家がシリーズキャラクターを出して非ミステリ(?)を書かれるとだまされた感が強く残ります。「ミステリ夢十夜」はむしろ作者得意のエッセイ集にでも収録してもらった方が良かったと思います。
 残りの2作はまあまあですが「ミステリ夢十夜」で肩透かしを食らったので-1点で。

No.642 8点 江神二郎の洞察- 有栖川有栖 2012/11/11 22:57
 作品の出来云々ではなく学生アリスシリーズを読めただけでも大満足でした。シリーズの世界観が崩れない作品だったのが良かったです。
 この短編集は新入生のアリスが江神と出会った作品からマリアが部員になるまでの9作品が時系列に沿って収録されています。「虚無への供物」や「ナインテイラーズ」のシーンなど既刊長編に合ったエピソードが入っているのが嬉しいですね。
 アリスと江神のみ登場の作品が2つありますが望月、信長を含めた4人全員登場した作品の方が好みです。
 あと孤島パズルのころはそこまで感じませんでしたがアリスが初めからマリアの事をかなり意識しているように書かれているのは過剰な読者サービスの様にも感じます。
 個人的には世界観さえ崩れなければ作品の出来はこのシリーズの場合不問ですが「4分間では短すぎる」が一番楽しめた構成でした。次点は5人全員揃ったということで「蕩尽に関する一考察」でした。
 江神シリーズあと長編1冊、短編集1冊を気長に待ちたいと思います。 

No.641 8点 空飛ぶタイヤ- 池井戸潤 2012/11/11 22:37
 社会派小説の範疇に入ると思いますががあまりミステリとは思えず重厚なエンターテインメント小説といった印象でした。
 敵役の自動車会社はいくらなんでもここまでひどいか、という描かれ方をしていますが他の池井戸作品同様最後は勧善懲悪でワンパターンな結末でしたが人間臭い主人公に感情移入しながら夢中で読めました。   

No.640 2点 あるキング- 伊坂幸太郎 2012/10/21 19:23
 伊坂幸太郎は今更ですが今年初めて読み始めた作家ですがこの作品は果たしてミステリの範疇にはいるのでしょうか、読み物としても面白みを感じませんでした。

No.639 6点 傍聞き- 長岡弘樹 2012/10/21 19:19
 地味ながら良質な短編集といった印象でした。これがいい、と膝を打つ作品はなかったですが楽しめました。

No.638 5点 邪馬台国はどこですか?- 鯨統一郎 2012/10/21 19:16
 奇抜な発想には感心します。ただ高木彬光の某作も都合のいい情報をまとめた作品なのでしょうが読んでいて説得力があったのに比べ この作品にはさほど説得力を感じませんでした。
 文体上やむを得ないのかもしれませんが登場人物も好きにはなれず個人的にはまあまあな読後感でした。

No.637 5点 悪党たちは千里を走る- 貫井徳郎 2012/10/21 19:10
 プロットはさほど面白みはありませんが登場人物のやりとりがまあまあ楽しめた作品でした。少し長い気もしますが読みやすかったです。

No.636 6点 転迷- 今野敏 2012/10/21 01:15
てっきり3と多少つながりがあるんじゃないかと読む前は心配でしたが元に戻ったようなストーリーで満足です。
 扱っている事件についてはどうでもよくて3以外の様な感じでストーリーが進めば多分自分は満足すると思います。
 何気に変人竜崎の家族との会話、触れ合いが気にいっているのですがこの作品でも随所にあらわれていて良かったです。

No.635 6点 魔法使いは完全犯罪の夢を見るか?- 東川篤哉 2012/10/21 01:01
 個人的には烏賊川市シリーズが出るまでの箸休めの様な作品といった印象。
 (変態?)青年刑事が探偵役、魔法使い少女がヒロインでお約束のギャグセンスの世界の中での本格作品でした。各作品は小振りですが本格の体裁は守られていますし烏賊川市シリーズファンなら楽しめそうな作品だと思います。個人的には早く烏賊川市シリーズの長編が読みたいですがこの作品もシリーズ化しそうな印象ですね。

No.634 7点 リピート- 乾 くるみ 2012/10/21 00:51
 読む前はケングリムウッドの「リプレイ」の様な作品かと思いましたが全然違いましたね。
 SF世界での連続殺人(?)の真相は作品世界を理解できれば納得できるものですね。自分ではただ読み進めただけでしたが推理可能な真相なので思い至らなかったのが残念でした。

No.633 7点 プリズム- 貫井徳郎 2012/10/21 00:40
多重解決でバークリーの毒入りチョコレート事件を本歌取りした作品ですが非常に気に入りました。
 各章の探偵役が結局自分の手持ちの不十分な情報から犯人を推理していますがその時点では次章で簡単に覆るにしろ一応説得力があるように見える結論としてまとめていますし、犯人役(というか容疑者役)が見事に循環しているのもよく構成が考えられているなあと思います。
 いわゆる解決編がないのは気になりますがこの構成を見せてもらっただけで大満足、個人的にはチョコレートをわざわざ使用しているのも嬉しかったです。

No.632 6点 折れた竜骨- 米澤穂信 2012/10/20 01:06
 ファンタジーノベルの類は読んだことがないのですがストーリーも楽しく読めました。ちゃんと手がかりが巻かれた王道パズラーに仕上がってましたが読みながら推理することができずにただ読み進めるだけになってしまったのは個人的に残念でした。
 魔術世界でのパズラー小説というとランドルギャレットの「魔術師が多すぎる」が思い起こされますがあとがきでも言及されていましたね。ランドルギャレットの作品よりもこちらの作品の方が読み物として楽しめました。

No.631 4点 儚い羊たちの祝宴- 米澤穂信 2012/10/20 00:55
 どの短編もうまくまとめているとは思うのですがこのブラックなカタルシスのないストーリーで好みは分かれると思いました。エリンのあの作品は有名で読んでいる方は多いでしょうけど「アミルスタン羊」はどう表現してもネタバラシになってしまうのであまり感心しません。

No.630 5点 ボトルネック- 米澤穂信 2012/10/20 00:46
 短いし読みやすいですが主人公にとっては救いのない暗いストーリーですね。読んでももやもやしますし終章はなくても良かった気がします。

No.629 6点 弥勒の掌- 我孫子武丸 2012/10/20 00:37
 我孫子武丸作じゃなくて新人作で前情報がなければ驚いたかもしれませんが我孫子氏作とわかっていると身構えてしまい流石に日常でもありうる〇〇なので肝の部分は予想通りでした。後味はいいとは言えませんがさっと読めますしまあまあ楽しめました。

No.628 6点 葬儀屋の未亡人- フィリップ・マーゴリン 2012/06/23 01:18
 「暗闇の囚人」や「黒い薔薇」のあとに書かれた第6作目ですが高潔な若き判事が主人公で夫を自宅で殺害され居合わせた女性上院議員が犯人を射殺した事件がメインです。
 展開はマーゴリンらしいですが今回のプロットは単調でラストまで予想は付けやすいです。主人公が青臭く妻も含めてあまり魅力を感じないのと主人公が妻と離れて出張したエピソードがグリシャムの「法律事務所」を思わせる所が不満でした。(展開は決して同じではないのですが)
読みやすいですしマーゴリンが好きなので6点としましたが初めて読む作品ならともかく何作か既に読んでいると評価が下がりそうな作品です。

No.627 8点 虎の眼- ウィルバー・スミス 2012/06/23 01:05
 90年代前半に仁賀克雄が「熱砂の三人」を激賞していたのをきっかけに手に取った作家でした。
 この作品は海洋冒険小説ですが魅力的なアウトロー主人公とヒロインによる宝探しで宝を狙う敵との闘いが描かれる単純で典型的な冒険小説ですが楽しめました。
 ウィルバー・スミスの作品はどれも安心して読める起承転結のはっきりした冒険小説だと思いますがその点デズモンド・バグリィに通じる所があるかなと当時思いました。
 この作品の読みどころであるラストは事前のストーリー自体がそれを予測させている所が気に入りません。「一度あることは二度ある」体裁でなければもっと良かったと思います。その点は不満ですが面白いことは面白いです。 

No.626 5点 分身- 東野圭吾 2012/06/23 00:47
(ネタバレあります) 
 90年代後半に羊の〇〇〇〇のニュースを見て絵空事かと思ったことに現実感が出てきたことが思い出されます。読んだのがその直後だったので予想通りで驚きは少なかったですが流行の話題を先取りした作品として作者の先見の明には驚かされました。この作品も読みやすいですが現代では賞味期限切れで驚きの少ない題材になったかと思います。

No.625 7点 アムトラック66列車強奪- クリストファー・ハイド 2012/06/23 00:30
 この作品は明らかに日本語タイトルで損している作品だと当時思いました。タイトルからは単純な列車強盗ストーリーにしか見えませんが本編は主人公たちが強盗を試みた列車がテロリストたちにハイジャックされているという奇想天外なストーリーです。
 強奪ものの常として主人公は魅力的に描かれており感情移入しやすくなっているのと武器の乏しい勇気ある一般乗客たちが主人公たちと協力してハイジャック犯と対決してゆくストーリーは単純ですが面白いです。バグリィの「高い砦」ほど乗客がアマチュアばかりじゃないのがちょっと残念ではありますがイギリス型冒険小説風なのが気に入った作品です。

No.624 7点 目は嘘をつく- ジェイン・スタントン・ヒッチコック 2012/04/24 00:30
 発売当時仁賀克雄が激賞していて手に取った記憶がありますがサスペンスの佳作だと思います。
 中年女性のだまし絵画家が主人公で大富豪の老女の依頼を受け屋敷を訪問するうちに15年前の迷宮入りした殺人事件を追ってゆく、というのが基本ストーリーですが主人公や依頼人の老女の人物造形が秀逸ですね。終盤のたたみかける展開も皮肉が効いていて見事です。ページ配分やスムーズな流れから最後の展開は予想できるかもしれませんが私は大して予想もせずに読み進めたのがよかったのか大いに楽しんだ記憶があります。

No.623 5点 モルダウの黒い流れ- ライオネル・デヴィッドスン 2012/04/24 00:09
 生活に困窮しきった親の会社を乗っ取られたイギリスのボンボン息子を主人公に据えこの素人がチェコを舞台にスパイに間違われ活躍してゆくオーソドックスな巻き込まれ型スリラー(冒険小説?)といった趣きでした。
 ストーリーは甘く、のんびりと展開しますが私はこういうオーソドックスなイギリス型のスリラーは結構好きですね。 

No.622 5点 奥信濃鬼女伝説殺人事件- 梶龍雄 2012/04/23 23:52
kanamoriさんの書評通りでシラケ姫シリーズ以上の言語センス、文体がとにかく凄まじいとしかいいようがありません。版元の要請なのか主人公が男だともっと売れないと判断したんでしょうかなんでこんな文体にしたのかわかりませんが当時でも読みづらかったんだろうなあと思います。
 登場人物とストーリーの流れからは犯人は予想し易いです。作者のやろうとしたこともよくわかりますけど結構綱渡りなプロットであまり感心するものではありませんでした。
 文章はある意味最大の破壊力があるかもしれません。 

No.621 6点 大臣の殺人- 梶龍雄 2012/04/23 23:41
 明治時代を舞台に実在した黒田清隆の妻殺し疑惑を絡めた本格推理小説でした。
 人物誤認のトリックは現代よりは明治時代の方がまだ説得力があるかもしれませんが個人的にはあまり好きではありません。
 黒田清隆は総理大臣経験者、開拓使初代長官のイメージしかなかったんで書いてある内容は結構驚きでした。
 下手な女子大生が出てくる作品程文章に不満はなくそこそこ楽しめました。

No.620 6点 幻狼殺人事件- 梶龍雄 2012/04/09 00:52
 全体的なプロットは良く考えられていると思いますが流石に回りくどい、他にやり方があるだろうと感じました。またちょっと前時代的なストーリーかなあと思います。過去の不審死の真相は扱っている時代を考えればさもありなん、と納得できますが現代では起こり得ないので推理するのは難しいでしょう。職業が伏線にはなっているんでしょうが。
 読後感は悪くないのですが残された登場人物の後味は悪そうなストーリーではありました。
 この作品は会話(口語)はあまり気にならずその点は読み易かったです。

1 2 3 ... 22