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平均点:6.49点 採点数:57件

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採点傾向好きな作家

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No.57 6点 すべてがFになる- 森博嗣 2015/06/22 23:44
トリック等に多少強引な点はありますが、全体的にはそれなりに満足できました。
洗練された文章は読みやすいですが、作中のキャラクターはあまり好きになれなかったです。

No.56 10点 絡新婦の理- 京極夏彦 2015/06/15 12:09
スケールの大きさと完成度の高さを兼ね備えた名作。
「姑獲鳥」の力技や「魍魎」の禍々しさも無いですが、読者を魅了し、絡め取る美しい魔力を持った・・・・・・そんな小説です。

No.55 7点 鉄鼠の檻- 京極夏彦 2015/06/02 00:34
人を撲殺出来てしまいそうなぶ厚い本。
謎の解明に関しては、長尺なのも手伝ってやや肩透かしを食うかもしれません。
しかし、新旧キャラが入り乱れる抜群に面白いストーリー、わかりやすい大量の禅の蘊蓄、雪山にそびえる謎の寺院という魅力的な舞台設定など、評価出来る点も沢山あります。良くも悪くもシリーズファン向きな作品。

No.54 7点 炎に絵を- 陳舜臣 2015/05/11 09:39
後に歴史系に転向する陳舜臣の、推理小説での代表作といえばこれ。
終盤にいくつかのどんでん返しが仕掛けられています。殺人の真犯人は当時としてはかなり衝撃的でしょうね。実は大きなヒントが置いてあったので、気付いた人も案外いるのでは。
産業スパイの話も状況を複雑化させるのに一役買っており、無駄に感じることはなかったです。少々ご都合主義な点もありますが、伏線も丁寧に張られており、完成度の高い隠れた良作と言えるでしょう。

No.53 8点 狂骨の夢- 京極夏彦 2015/04/29 23:02
神話、仏教、民俗学の要素が強く、伝奇小説的な雰囲気があって楽しめました。
摩訶不思議な謎を解明するアプローチは丁寧な印象。意外性もあり、本格としても十分に読ませる出来です。

No.52 8点 時計館の殺人- 綾辻行人 2015/04/20 10:14
著者の最高傑作と称されることも多い館シリーズの5作目。
犯人やトリックは熟読したのもあってか看破できました。ネタバレになるから詳しいことは言えませんが、正に「時計館の殺人」と言った感じです。
僕は特に本格ミステリーに対しては驚かされたい読者なので、真相を看破した作品に対しては辛めの評価になることが多いのですが、流石にこれに低評価は付けられない。
独創的なトリックもさることながら読者に対する難易度のさじ加減が素晴らしいです。提示される手がかり、伏線の類が巧妙かつフェアで、しっかり読み込めば誰でも名探偵のごとき推理をすることができますが、適当に読んでると分からない。細かい謎の回答を疎かにしない点も好印象。
余談ですが、このシリーズって奇数番に良作が多い気がします。

No.51 3点 人形館の殺人- 綾辻行人 2015/04/15 01:02
シリーズでもかなりの異色作ですが、オチに相当な肩透かしを食らったのと仕掛けの使い方が拙いことが残念。
勘のいい方ならなんとなく察しがついてしまうでしょう。変化球にしては曲がりが早かったか。

No.50 7点 イニシエーションラブ- 乾 くるみ 2015/01/10 21:36
ネタバレあります。

ヒントが随所にあるため、仕掛けを見抜くこと自体は決して難しいことではないかと。違う人物を同一人物に見せかけるトリック自体はけっこうありがちなものですし。
それでも、恋愛小説にミステリー的要素を仕込む技量は素晴らしく、十分に評価できる。
この小説は巷で言われているように再読すれば、マユの言動の意味が分かるため、また違った面白みがあります。

No.49 8点 迷路館の殺人- 綾辻行人 2014/09/14 11:37
遊び心に満ちた館シリーズ第3弾。著者が改訂版のあとがきで語っているように、ミステリーをただ楽しみながら書いたのがあちこちから伝わってきます。編集者の名前など、読者をニヤリとさせるネタもある。個人的には館の構造も含め、こういう試みは嫌いではありませんが。
作中作の中だけに限定するならば、犯人の看破は非常に容易です。しかし、そこは綾辻行人。そんな安易な真相では終わってくれませんでした。ズルい、と思うところはあるものの、気持ちよくスカッと騙されたのでギリギリ許容範囲。作者も楽しんで書いたのなら、こちらも楽しんで読めたという感じです。

No.48 7点 殺戮にいたる病- 我孫子武丸 2014/09/05 22:02
国内ミステリーでも、叙述トリックを用いたものとして有名な作品の一つです。個人的に衝撃度はそこまででしたが、読み返してみても無理なく巧い仕掛けだなと感心しました。ぜひ二度読みしてほしい作品。
よくエログロについて言及されますが、確かに人によっては不快感を覚えるレベルなので、苦手な方はご注意を。

No.47 10点 魍魎の匣- 京極夏彦 2014/07/04 18:17
超が付くレベルの大傑作。
前半は妙な符合を持つ複数の事件がバラバラに書かれていますが、その全体像が暴かれていく様は見事です。真相の衝撃度に至っては、(いい意味で)ここまで唖然とさせられた作品には出会ったことがありません。
事件のおぞましさを高める、「彼岸」を垣間見せる独特のダークな世界観も、小説を形作る要素としてしっかり機能しています。
未読の方はぜひご一読を。圧倒的な破壊力が味わえます。

No.46 3点 Another  エピソードS- 綾辻行人 2014/06/25 22:32
前作の続編ということで少し期待していたのですが、かなり残念な出来でした。施された仕掛けもなんとなく予想していたものばかりで驚きはなく、ストーリーも薄いです。
さらに続きを書く構想があるらしいですが、もっとレベルアップしたものを読みたいです。

No.45 7点 秋期限定栗きんとん事件- 米澤穂信 2014/06/17 19:36
シリーズで一番長いですが、伏線があちこちにあって後半に収束していくさまは見事です。
小鳩君の策と推理、小佐内さんの動機はかなり満足できました。

No.44 7点 夏期限定トロピカルパフェ事件- 米澤穂信 2014/06/17 19:28
小佐内さんのダークさが大いに発揮されており、前作よりミステリーとしても物語としても出来は上がっています。

No.43 5点 春期限定いちごタルト事件- 米澤穂信 2014/06/17 19:23
ライトな青春ミステリーですが、古典部シリーズに比べればやや暗い印象。
悪くはないのですが、全体的にもう一つ弱い感じです。

No.42 7点 皇帝のかぎ煙草入れ- ジョン・ディクスン・カー 2014/06/06 20:21
伏線の隠し方が巧妙で見事。犯人も意外です。
ストーリーもサスペンス的な要素があって引き込まれました。

No.41 6点 予知夢- 東野圭吾 2014/05/28 16:02
前作よりストーリー展開は一段上手くなっています。特に、1章、2章、5章が良かったです。

No.40 5点 二銭銅貨- 江戸川乱歩 2014/05/26 23:33
暗号解読に面白味は感じられなかったですが、最後のオチが小ぶりながらもいい味を出しています。

No.39 4点 点と線- 松本清張 2014/05/20 19:57
日本の推理小説史にその名を刻んだ名作ですが、僕自身としては世評ほどではないというのが正直な感想。
なんと言っても、警察連中のポンコツ加減にイライラさせられる。それも含め、全体的にかなり雑な感じがしました。

No.38 7点 クビキリサイクル- 西尾維新 2014/05/13 18:53
こういう系統の文章は、個人的には割と好み。まあ、これは合わない人もいるのでしょうが。
内容はかなり本格的です。様々なところに仕掛けが施してあり、密室トリックは簡単だけど真のトリックは新鮮。現実に出来る出来ないはともかく、こういうのもあるのかと感心しました。

No.37 6点 悪の教典- 貴志祐介 2014/05/03 22:51
皆さんの書評にあるように、物語が進むにつれてハスミンの行動が雑になってくのは否めませんし、問題解決に犯罪を使いすぎですね。いくら証拠を残してなくても、危険でしょうに・・・・・・。
まあ、なんだかんだ言ってもハスミンが暗躍する過程はワクワクしながら読めるし、リーダビリティは流石です。
余談ですが、ときどき出てくる英語のダジャレは上手いな、と感心してしまいました。

No.36 1点 リアル鬼ごっこ- 山田悠介 2014/05/01 23:42
評判通り、酷すぎです。
こんなものを自費出版できる作者の神経を疑います。

No.35 8点 折れた竜骨- 米澤穂信 2014/04/29 23:07
剣と魔法の世界を舞台にした本格色あるミステリー。前半は割と退屈だったのですが、呪われたデーン人との戦闘のあたりからページをめくる手が止まらなくなりました。
殺人事件の解決編では、これまでに撒いた伏線を見事に回収しつつ、消去法によって犯人を絞り込んでいきます。王道で論理的ながらも意外性があり、実に見事です。

No.34 9点 隻眼の少女- 麻耶雄嵩 2014/04/29 22:57
確かに動機、トリックに不満点はあります(それでも、この人だと多少の無茶ならなぜか許せる)。しかし、魅力的な世界観、緻密な構成による二転三転する展開にはぐいぐいと引き込まれます。そして、結末で明かされる真相にはただただ感嘆させられました。

No.33 6点 姑獲鳥の夏- 京極夏彦 2014/04/04 19:20
ネタバレあります。

読み進めていくうちに信頼できない語り手の手法を使ってくるだろうことがなんとなく読めてしまったことと、関口が手紙を渡した相手が誰であったかがわかってしまったのもあるのでしょうが、世間で言われるほどインパクトは感じませんでした。
それでもストーリーは楽しめたので、それなりの満足感は得られました。

No.32 6点 十字屋敷のピエロ- 東野圭吾 2014/03/09 21:19
東野圭吾の作品の中ではかなり本格度が高めです。というより、新本格ムーブメントに便乗したように思われるのを嫌って出すのを遅らせたというエピソードがあるらしいです。
ピエロの視点のように面白い試みはありましたが、トリックは平凡でした。そう思わせておいて最後にもうひと捻り加えてくるのは流石ですが。

No.31 5点 魔球- 東野圭吾 2014/03/09 21:04
全体的にまとまってはいますが、個人的には可もなく不可もなくといった感じでしょうか。

No.30 7点 火車- 宮部みゆき 2014/02/27 17:25
社会派ミステリーの最高傑作と称されることもある著者の代表作です。
丁寧に練られたプロットと作り込まれた登場人物により完成度が高く、カード破産や借金の恐ろしさを、登場人物の人生の謎を解き明かす過程で思い知らせてくれます。
皆さんも挙げているラストシーンについては、グダらずに締まって良かったんじゃないかと思いました。

No.29 4点 津軽殺人事件- 内田康夫 2013/12/14 00:37
旅情ものとして、地元出身の作家である太宰治を中心に津軽が情景豊かに描かれていました。
しかし、謎の解明には肩透かしを食らうことも結構あり、その点では残念な出来でした。

No.28 5点 探偵ガリレオ- 東野圭吾 2013/12/10 22:28
科学トリックを中心とした、スラスラ読める短編集。
ドラマは毎週見てました。映像向けの作品であることは確かでしょう。

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