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平均点:5.87点 採点数:104件

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採点傾向好きな作家

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No.104 6点 ユージニア- 恩田陸 2005/07/10 14:20
『ユージニア』角川書店/2005.2
 各章ごとに視点を変えて、かつて起きた惨劇とそれを取り巻く人間の心情に迫る。『Q&A』の派生かな。
 内容としては、どうなんでしょ。好みではない。質としてはいまいちよくわからない。序盤に期待させたようなものが膨らまずにしぼんでいく、それが作者の意図通りだとして、それをどう楽しんだらいいのかわからないのはまだまだ僕が子供だからでしょうか。

No.103 5点 半落ち- 横山秀夫 2005/04/23 19:25
 僕は映画を先に見ました。映画は不親切でしたが、こっちよりは見やすかったかな。感情を伝えるのに文字は不向きなんだと思いました。

No.102 5点 ドリームバスター- 宮部みゆき 2005/04/23 19:22
 宮部的に普通。正直宮部の本はある意味児童書みたいです。

No.101 5点 柔らかな頬- 桐野夏生 2005/04/23 19:21
『顔に降りかかる雨』と同じ印象を受けました。
 

No.100 5点 続巷説百物語- 京極夏彦 2005/04/23 19:19
 京極堂らしい作品でしたが、それだけです。

No.99 5点 麦の海に沈む果実- 恩田陸 2005/04/23 19:17
 文庫化に伴い再読。
 初めて読んだときのインパクトは感じなかった。理瀬の豹変が唐突。フリが校長ぐらいしかないし。

No.98 5点 あくむ- 井上夢人 2005/03/24 14:48
 ホラー。5編の短編集。
 非常に、カルチャースクールの小説塾でお手本に使いそう。基本通りというか。

No.97 5点 予知夢- 東野圭吾 2005/03/04 11:46
 着眼点があまりにも普通。警察に想像力が足り無すぎ。
 どうやらシリーズものの第二弾のようですが、これ単体でも読めました。

No.96 6点 同級生- 東野圭吾 2005/02/25 11:57
 教師嫌いってのはあまり理解できない感情ですね。前面に出されると少し引きます。
 あとは普通かな。推理小説的に普通。

No.95 6点 夏の名残の薔薇- 恩田陸 2005/02/20 20:54
『夏の名残の薔薇』文藝春秋
 話を分析してますので、ネタバレだと思います。

 作品構成の意味合いを理解できたのが巻末のロングインタビューを読んでるときでした。いつも恩田陸作品を読んでいて「話がオチてない。」と思ったものですが、本人が閉じていないとのことです。つまり最初から正しい一つの流れがないんですね。各話はおおむね重なりながら、かつ平行していると。最後の六話目は各人がずれたまま一同に会している。おそらくは、辰吉の言う何もなかったというのが真相なんでしょう。ただ各人が自分の望むことを見ただけであり、辰吉の語る桜子の約束も同等に辰吉の願望に過ぎない、ということだと考えます。
 個人的な好みで言うと、閉じてない話は好きでないです。あと随所に挿入される映画の描写も、流れと関係の薄い描写を読むのがつらいので好みでないですね。

No.94 6点 プレゼント- 若竹七海 2005/02/17 10:34
 正直小細工をしすぎの嫌いがあります。
 それにしても葉村パートは毎話、人間の悪意というか、どろっとしたものを最後に突き放すように置いていかれるのがしんどい。
 最終話は僕ももう少し盛り上がりがほしかったです。

No.93 6点 緑の我が家- 小野不由美 2005/01/21 22:36
「緑の我が家」
ホラー。
 著者があとがきで「自分が方向付けされた自覚がある」語ったように、非常に小野不由美らしい、ジュブナイルですね。よく組み上がってる作品です。あとは、購読者層を意識したのか、主人公が非常に思春期の少年してます。そのあたりもジュブナイルっぽいかも。

No.92 6点 ちょっと探偵してみませんか- 岡嶋二人 2005/01/20 18:28
 推理小説を読んでトリックを見破ろうとしてる人には楽しめるんじゃないでしょうか。

No.91 6点 依頼人は死んだ- 若竹七海 2005/01/06 02:03
 青春してるなぁ、とか思っちゃったり(笑)。

No.90 5点 怪しい人びと- 東野圭吾 2005/01/05 13:44
 どれもいまいち、あるいは趣味じゃない。そこはかとなく雑誌小説のおっさんぽさを感じさせます。しいてあげれば「甘いはずなのに」? これもそこそこやったしなぁ。

No.89 6点 堪忍箱- 宮部みゆき 2005/01/05 13:35
 宮部らしからぬ(笑)、人間の奥の闇を描いた作品群。
「堪忍箱」「十六夜髑髏」はホラーテイスト。「お墓の中まで」が一番きつい。「敵持ち」「砂村新田」あたりが人情的で読みやすい。

No.88 6点 過ぎる十七の春- 小野不由美 2004/12/26 00:14
『過ぎる十七の夏』講談社X文庫/1995.4
 ホラー。ホラーはあまり得意ではないんですが、引き込まれる話で一気に読んでしまいました。

 

No.87 8点 夜のピクニック- 恩田陸 2004/12/14 21:25
『夜のピクニック』新潮社/2004.7
 今年いちおしです。恩田陸の中で一番だと思います。
 高校最後の行事という非日常の時間において、みんなが普段言えなかったことをぶつけてます。若く、恩田陸らしく老成して(笑)、でも未来を感じさせる、そんな感じが大好きです。
 いつも終わらせかたをしくじる恩田陸が、きれいにまとめてきたことに敬意を表して。

No.86 6点 かまいたち- 宮部みゆき 2004/10/27 11:51
「かまいたち」が一番完成度が高かったんじゃないでしょうか。おようさんは結構好きです。

No.85 5点 黒祠の島- 小野不由美 2004/10/26 16:38
 ミステリ部分は置いておくとして、物語的には不満足感の残るできだと思います。登場人物が無個性で、特に主人公は存在感が希薄です。あとは無力感が残るぐらいでしょうか。
 いいところは最後がハッピーエンドで終わるところですね。少なくとも主人公にとっては。

No.84 6点 GOTH リストカット事件- 乙一 2004/10/07 19:00
 確かに毎回取り違えを使ってますが、踏襲されるパターンを楽しめればいいんだと思います。
 No.2、しゃんさんの「感情の欠落した少年と、感情表現を失った少女の組み合わせ」は上手いですね。

No.83 6点 龍は眠る- 宮部みゆき 2004/09/28 20:39
 宮部ですね。
 序盤慎司の子供っぽさが耐え難かったんですが、中盤からはわりと楽に読めました。終盤は、あれでいいと思いますよ。

No.82 6点 宿命- 東野圭吾 2004/09/26 15:04
 事件は、一本のラインとしてありますが、話の主筋はそれとは少しずれたところを通っています。
 あまり愛憎が絡み合う、って感じではないですね。ラストもすっきりしてますし。

No.81 6点 片想い- 東野圭吾 2004/09/25 17:19
 話が小さくまとまってしまった感じはあります。個人的には美月が主人公に近すぎないのはいいですね。

No.80 6点 変身- 東野圭吾 2004/09/23 01:09
 救いのないはなしですな。きっと救う気がなかったんでしょうけど。
 作者が登場人物ごとの視点をある程度意識できているところは評価してもいいと思います。

No.79 5点 地下街の雨- 宮部みゆき 2004/09/22 16:01
 初期宮部らしい感じ。
 一番読み応えがあったのが「ムクロバラ」、一番ハートフルだったのが「さよなら、キリハラさん」かな。「勝ち逃げ」はよくまとまってると思いますが、「不文律」は今一歩かと。

No.78 5点 新宿鮫- 大沢在昌 2004/09/21 20:14
 ハードボイルドもどき(笑)。男性向け刑事物らしい、刑事小説でした。質としては悪くないんですが、いかんせん好みじゃないですね。

No.77 5点 東京下町殺人暮色- 宮部みゆき 2004/09/21 15:09
*ネタバレ、かも。
 消化不良です。最後がなぁ。東吾はそれでいいにしても、才賀だのなんだの、どろどろしたものを置き去りにしてハッピーエンドしちゃってますよね。

No.76 5点 分身- 東野圭吾 2004/09/21 15:06
 感想は、一言で言えば消化不良です。そこで終わりじゃ何の解決にもなってないだろ、と思わざるをえません。だからと言ってあそこから敵討ちにいかれても困るんですけど(笑)。

No.75 7点 秘密- 東野圭吾 2004/09/20 02:51
 僕は、読者に当然想定される危機に向かっていく話をみるのがつらい人なので、序盤は読むのがつらかったですね。わりとありがち、だと思うのはすでに北村薫『スキップ』を読んでいるからでしょう。
 置いていく妻=娘と取り残される夫、主人公に夫が選ばれたのはまだこちらの方が毒が弱いからでしょう。妻=娘視点で心理描写なんてされた日には一年経っても治らない傷痕を心に残しそうです。
 ラストは、むしろこっちの方が筋としてすっきりするとは思います。でもきついです。娘であり妻であり、また娘ではなく妻ではない。主人公は結局ずっとそのために苦しんで、わりきってしまう、でもそれは妻を消すことで、だから妻=娘は妻を消そうとした。
 ああ、やっぱり妻視点じゃなくてよかった。中盤あたりなんかとてもじゃないけど読んでられないでしょう。自意識の葛藤というやつは、結局自分がどれだけ薄汚い人間か認識するだけの話ですから。姥捨て山に母親を捨てに来る息子に近いですね。

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